私たちは創新塾を卒業することになりました。今までの1年間を思うと、充実した気持ちを持つと同時に、寂しい気持ちが拭えません。同期や講師の方々と過ごした、貴重な日々が思い返されます。
私たち84期メンバーの特徴は、全員の年齢や仕事場が近いことでした。30代から40代までの、東京川崎の経営者や経営者候補。仲良くなるまで時間はかかりませんでした。塾後、初回から必ず飲みに行って、遅くまで経営の悩みやこれからの展望について熱く語りました。
しかし、当初は6名で始まった同期のうち3名が、仕事上の都合で塾を続けられないことになりました。私たちは半分の3名になってしまいました。
少なくなった同期を支えてくれたのは、創新塾先輩の方々でした。仕事の合間を縫って時間を作っていただき、私たちのためにアドバイスをいただくことができました。先輩方と同期には感謝の言葉もありません。
さて、私にとってこの一年で記憶に残るイベントは、百年企業探究会、自主学習、AIC会議です。
百年企業では、株式会社ノグチさんという建材卸/メーカーに訪問しました。若い三代目の社長と杯を交わしながら、ビジョンととんがりの大切さを学びました。一生懸命プレゼン資料をつくり練習したものの優勝を逃してしまい、悔しい思いをしましたが、これからも学びがありました。
自主学習では、朝早くから同期と横浜のお寺に訪問して座禅を組みました。内面と向き合う時間を持つ大切さを学びました。
そしてAIC会議では、同期の経営課題を皆で真剣に検討し、アドバイスを行うことも行いました。同期の会社の社外取締役になった気持ちで、お互い真剣に取り組みました。私の発表に対しても、具体的なアドバイスをいただき、今の経営の参考になっています。
経営塾では、大切な経営者の仲間をつくり、そして経営者として最も大事な心構えを学ぶことができました。一生の宝物となると思います。