私は公認会計士・税理士という職業会計人でありながら、前職では経営者の立場で会社の倒産という苦い体験をし、それがきっかけとなり中小企業の事業存続を願い創新會計に入所いたしました。そして同時に、創新塾のお誘いをいただき、心より経営を学ぼうと決意いたしました。
経営については知識レベルで理解していたつもりですが、第1回の講義の「衆知経営」でその浅はかな考えを思い知らされ、「経営とは知識ではなく、経営者の心の気付きである」と思い知らされました。まさに、目から鱗が落ちる思いで初日を終えたことを昨日のように記憶しております。
それからの講義は決して楽なものではなく、常に自らの経営の気付きを実践経営の中で問い続ける自問自答の積み重ねであったと思います。そのような中で気づきの源泉となったのは同期の塾に対する真剣な姿勢と本気の思いでした。
特に100年企業探究発表会では、どんなに厳しい環境下・状況下でも、衆知を集め、必ず成功すると考え、強く願えば成功するという松下幸之助氏の経営哲学を同期全員で体感し優勝の栄冠を獲得したことは我々71期生の最大の成果であると確信しております。
また、クライマックスのAIC会議では同期全員が仲間のため、自分のために各人が放心状態になるまで、心の奥の奥まで本質を探究し続けたことは創新塾生としての生涯の基盤を築けたと自負しております。
そして最も大事なことは、卒塾後において創新塾卒業生として自らが遺憾なく成果を発揮し、社会の発展に貢献することだと強く自覚する次第です。
本日の卒塾までお世話になりました創新ワールドの皆さんと塾長に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。